守田フル出場スポルティング、猛攻実らず堅守ユベントスが準決勝進出《EL》

2023.04.21 06:04 Fri
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Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、スポルティングCPvsユベントスが20日に行われ、1-1で引き分けた。この結果、2戦合計スコアを1-2としたユベントスが準決勝に進出した。スポルティングのMF守田英正はフル出場している。

先週行われた1stレグではユベントスが1-0と先勝していた一戦。

スポルティングは1stレグで好パフォーマンスを見せた守田が[3-4-3]のボランチでスタメンとなった。
一方、ユベントスは1stレグのスタメンから3選手を変更。ヴラホビッチ、ミレッティ、アレックス・サンドロがスタメンとなり、体調不良を訴えて交代した守護神のシュチェスニーが先発に戻った。

サポーターの盛大な後押しを受けるスポルティングがハイプレスをかける入りとした中、1stレグの[3-5-2]から[4-5-1]でスタートしたユベントスが9分に先制する。CKの流れから混戦の中をラビオが蹴り込んだ。

しかし18分、スポルティングはエドワーズの単騎突破を起点に、ウガルテがボックス内でラビオに倒されてPKを獲得。これをエドワーズが決めて2戦合計スコア1-2とした。

その後もスポルティングが攻勢をかけると、35分にはCKからディオマンデが際どいヘディングシュート。ハーフタイムにかけても攻め立てたスポルティングが1点のビハインドで前半を終えた。

迎えた後半、55分にユベントスに追加点のチャンス。守田の自陣でのミスパスからショートカウンターに転じ、ボックス右深くまで侵入したクアドラードのクロスをヴラホビッチがヘッド。しかしミートしきれず枠には飛ばせなかった。

一進一退の攻防が続いた後半、75分にスポルティングに同点のチャンス。しかしボックス右に抜け出して放ったエスガイオのシュートは枠を捉えきれなかった。

終盤にかけてはスポルティングが攻勢をかけた中、88分にも同点の好機。だが、エドワーズのクロスをボレーで合わせたコアテスのシュートはやはり枠を捉えきれず。

結局、スポルティングの猛攻を凌いだ堅守ユベントスが1点のリードを保って逃げ切り。2013-14シーズン以来、9季ぶりとなるベスト4進出を果たしている。

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